【所在地】東京都中央区入船1-2-4
【営業時間】月〜金17:00〜23:00、土17:00〜21:00
八丁堀駅を出て新大橋通りを築地方面へ。桜川公園を左手に見ながら通り過ぎて、一筋裏手にある立ち飲みやさん。同じく八丁堀にある「山海料理 RAKUMI」のご主人が自宅の1階を改装して始めた、スタンディングのみの小ぢんまりとしたお店だ。オープンしてすぐに目ざとい飲兵衛が集まるようになり、いまや覗いても満席のことも多くなった。上がお住まいなので、時々息子さんが顔を覗かせたりして微笑ましい。
ジョッキはスーパードライのロゴ入りで、下になるほどすぼまっているややスリムなもの。ここにご主人が金宮の一升瓶から直接豪快に焼酎を注いでくれる(現在は、アルミ製ちろりに入った氷と金宮をドバっとジョッキに注がれることも多くなっている。「これだと前もって準備しておけるから、カウンターの端っこのお客さんにも素早く提供できるので」との由)。
聞こえるのは、ご主人の調理する音と小さなラジオから流れるナイター中継だけ(夏場の話。それ以外の季節もたいていラジオがついている)。年齢層も様々なおじさんたちが一定の間隔でカウンターに並び、それぞれの世界に浸りながらひとり黙って杯を傾けている。一応90分の制限があるが、ほとんどの人がそこまで長居せずに帰っていくようだ。そんな自由で孤独な時間が流れるこの店は、まさに男の止まり木。おっと、もちろん複数名のお客さんも女性の常連さんもいらっしゃるので、入店のハードルは高くないです、その点はご心配なく。
看板メニューの升盛り380円(小ぶりの升の中に日替わりで数種類の刺身がてんこ盛り! 儲けはほとんどないと思う)をはじめ、季節ごとのアテの種類も豊富でどれも美味しく、そして大層リーズナブルなお値段。一つ一つが小さめだが、だからこそ一人飲みでも色々試せて嬉しい。とにかく、毎日でも通いたい良店だ。なお、こうした店には珍しく店内禁煙なので、タバコが苦手な方でも安心して楽しめる(店の外には灰皿があるので、愛煙家はそちらで一服しましょう)。
個人的な「2018ベスト居酒屋オブザイヤー」である。
ホッピーDATA
- 価格: セット450円、ナカ150円
- グラス: スーパードライロゴ入りジョッキ。常温
- 氷: 製氷機
- 焼酎の銘柄: キンミヤ25度
- 硬さ: 硬め
- ナカ: 同じ容器へ氷とともに継ぎ足し
- マドラー: あり。金属製
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