中央区・八丁堀「びっくりうどん」

中央区
【所在地】東京都中央区八丁堀3-2-4 三重ビル1F
【営業時間】月~金7:00~24:00、土11:00~?

インパクトのある店名が以前から気になっていたのだ、「びっくりうどん」。昼はうどん屋さんだが、夜は立ち呑みが出来る居酒屋になると知り、土曜の午後近くを通った際に覗いてみることにした。

ガラス戸を開けると大きなカウンター2本が縦に並び、壁向きのカウンターもある。奥にはテーブル席もあるようだ。レジのお兄さんにホッピーを注文すると「後ろの冷蔵庫からホッピーとジョッキを自分で取ってください」。ここは高度にセルフサービスなお店なのだ。言われたとおりにホッピーとグラスを持って行くと、レジで焼酎を注いでくれる。つまみにサンマの塩焼きもお願いして、その分だけをお会計。オーダーごとに都度会計していくシステムらしい。

入口近くのカウンターの端っこに居場所を決め、ホッピーとご対面。サンマが焼けるのをしばし待つ。

喉が渇いていたのでサクッと1杯目を飲み干し、グラスをレジに持って行ってナカを入れてもらったところで、お待ちかねのサンマが焼き上がった。お皿からはみ出すほどの大ぶりなサンマには、きちんとスダチが添えてある。これが400円とは、まさにびっくり。箸を入れてみれば、脂の乗った非常においしいサンマだ。ワタもしっかり残っていて、独特の苦みが身の甘さと相まって何とも言えない風味になる。

ホッピーを飲むのも忘れて夢中になって食べてしまった。ご常連に魚の食べ方を褒められ、ちょっとうれしくなる。

興に乗ってきたので、ポテトフライもオーダー。新しいセットに突入したら、ものすごい量の焼酎を入れていただき、思わず笑みがこぼれる。

平日夜は近隣の勤め人で賑わうそうだが、この日は土曜だったので、お客さんのほとんどは近所に住んでいる常連さんだった。というか、公式には土曜は夜の営業はしないことになっているのかもしれない。気さくな皆さんで一見の自分にも色々と話しかけてくださり、大変楽しい時間を過ごすことが出来た。

最後に注意。ここはあくまでセルフサービスのお店なので、飲み終えたら食器類を自分で下げなければならない。隣で飲んでいたお兄ちゃんが(この人も一見だった)空気を読まずそのまま出て行ってしまい、常連さんの一人が苦笑いしながら片付けてくれていた。これから訪問する方は、立つ鳥跡を濁さずの精神をお忘れなく。

ホッピーDATA

  • 価格: セット480円、ナカ210円
  • グラス: アサヒビールのロゴ入りジョッキ、冷蔵
  • 氷: 製氷機
  • 焼酎の銘柄: 甲類だが不明
  • 硬さ: カッチカチ
  • ナカ: ジョッキをレジに持って行って注いでもらう
  • マドラー: あり。プラスチック製

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