台東区・浅草橋「立ち呑み処 二百円亭」

台東区
【所在地】東京都台東区浅草橋1-13-6 浅草橋STビル2F
【営業時間】月~金17:00~22:30、土16:30~21:30

土曜の昼下がり、特に目的もなく散歩していたらいつしか浅草橋にたどり着いていた。喉が渇いたのでどこかで一杯ひっかけようと店を物色していたら「立ち呑み処 二百円亭」という黄色い看板を発見。変わった店名だが立ち呑みなら晩ご飯にも響かなくてちょうどいいや、とビルの外階段を2階へ。ガラス張りの入口には「二百円亭 セルフスタイル」と張り紙がされている。覗いてみると、がらんと広い店内に背の高いテーブルとスツールがいくつも設置されていて、座っても呑めるらしい。正面一番奥が食事と酒を出すカウンターになっていて、厨房にはご夫婦と思わしきお二人が。ホッピーは白のみというので白セットを注文し、つまみにカウンターにセットされていた「にんじんシリシリ」をもらう。

まだ時間が早いからかお客さんはまばらだったので、大きなテーブルを独り占め。そこまで硬くはないが、ソト200円ナカ150円で350円のセットだ、文句なし。

それにしても、発泡酒じゃないれっきとした生ビールが1杯200円というのは、どうした了見か。もちろん、つまみもALL200円。ナカのおかわりと同時に、ポーク玉子を追加でオーダーする。

にんじんシリシリ、ポーク玉子ときてピンと来る人もいると思うが、マスターは沖縄出身とのこと。「流れ流れて、浅草橋までたどり着いちゃいました」と笑っていた。厨房で手際よくポーク玉子を作ってくれたのはやはり奥様だそうで、お二人の仲睦まじい姿に癒やされる。

すぐ出るつまみは、このようにカウンターの上にいくつか準備してある。飲兵衛はみんなせっかちだから、こういうスタイルはありがたい。

もちろんです、立つ鳥跡を濁さず。

あらゆるものが200円というインパクトもさることながら、まるで沖縄にいるようなのんびりした空気が心地よい、すばらしい酒場だった。

ちなみに後日再訪した時は、この日とは打って変わって若者達が後から後から入ってきてウェイな感じで騒いでいて、なんじゃいと思ったのだが、聞けば同じビルの地下にライブハウスがあって、そこに来た若者達がライブ前に気勢を上げているとのこと。若者の財布にも優しい、二百円亭なのである。

ホッピーDATA

  • 価格: ソト(白のみ)200円、ナカ150円
  • グラス: スーパードライロゴ入りジョッキ、常温
  • 氷: 製氷機
  • 焼酎の銘柄: 不明
  • 硬さ: 普通
  • ナカ: 同じグラスに氷とナカを追加
  • マドラー: あり。プラスチック製

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