豊島区・池袋「のみくい処如月桃花 西口店」

豊島区
【所在地】東京都豊島区西池袋1-33-7
【営業時間】月~木17:00~26:00、金土17::00~27:00、日17:00~24:00

巨大ターミナル池袋駅の中でもマイナーな出入口と思われる北口を出て、すぐに横断歩道を渡る。中国の食料品や雑貨を売る店の角を路地に入り、通りを一つ越えたところに縄のれんの小ぢんまりとした居酒屋がある。如月桃花さん。数年前、たまたま通りすがりに入店したのだが、大層気に入ってその後池袋に用事がある時は、必ずと言っていいほど寄るようになった。というか、如月桃花さんに行くために、用事を作ることもある。

1階はキッチンに沿ったカウンターとテーブルが2席。2階はテーブル席の上にロフトのようなスペースがあって、こちらも座敷として利用するという珍しい造りになっている。屋根裏に上っていくようでワクワクするのだが、この日はカウンターの一番端っこに通された。いつものようにホッピーを注文する。

シンプルなタンブラーに入った、タバコ上辺を余裕で越えてくる焼酎の量。初めて入った時にこの量で驚いていたら、持ってきてくれたお姉さんが「私、自分が好きなのでこんなに注いじゃうんですけど、多かったですか?」と。いえいえ、むしろ望むところです。

いやはや、なんとも頼もしい絵面じゃないか。

このお店は看板の馬刺しや三陸産の牡蠣などグランドメニューにあるツマミもどれもおいしいのだが、何より黒板に書いてある旬の料理がいつも大変気が利いていて、毎回それをチェックするのが楽しみだ。この黒板メニューから魚で一品、野菜で一品頼むのが割と定番のパターンになっている。

写っている料理は「九条ネギの肉巻き」で、あっさり塩味のこいつにカラシをちょっとつけて食べるとまさに絶品。おいしいツマミでホッピーが進む、進む。グラスを渡してナカをお願いすると、それが何度目であろうがきっちりと同じ量の焼酎を入れてくれる。その妥協なきお店側の心意気に、テンションは上がりっぱなしだ。

〆にベルうどん(北海道のベル食品が製造するジンギスカンのたれで味付けした焼うどん)まで食べたら、もう満腹。いつも笑顔で迎えてくれるお店の皆さんに感謝しつつ帰ろう、今日もごちそうさまでした。

ホッピーDATA

  • 価格: セット600円、ナカ200円
  • グラス: タンブラー、常温
  • 氷: 製氷機
  • 焼酎の銘柄: キンミヤ
  • 硬さ: カッチカチ
  • ナカ: 同じグラスに氷と焼酎を追加
  • マドラー: あり。プラスチック製

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